2017年9月4日月曜日

何もない場所(道北エサヌカ線)

どこまでも続く一本道、ちょっと前まで道東の代名詞のような気がしていたら
いつの間にか道北のこの道にその座を奪われてしまった。
周りに遮る物がほんとうに何もない景色が20km近く続く、確かに森林が
多い道東ではお目にかかれない光景だ。

今回から数回に分けて道東で失われかけていく物について、いくつか
あげていきたいと思います。
一回目は、羅臼産の海産物でウニ、コンブ、ほっけです。
40年くらい前は一人の漁師が鮭、コンブ、こまい、ウニ、ほっけなど
取り放題だったみたいですが、時は資源をどんどん減らしていき今では
どれが一つの捕獲権利しか得られないほど枯渇してしまいました。
特にウニに関してはめったにお目にかかれないほど消えてしまいました。
おいしさに関しては利尻産をもしのぐと言われたのに養殖もされぬまに
幻となってしまいました。
一時期は大きい物が一杯とれていたのに最近では小さいものばかりの
ほっけ、昔は食用にさえならないとさえ言われていたのに今では超高級品
扱いの待遇です。一体どうしてこうなったかはいろいろいわれていますが、
資源復活の見通しは依然たっていないようです。
この魚もニシンと同じ運命をたどることに決定の状況です。
一部の漁場でなんとか続いているコンブ漁、普通のスーパーなどでは絶対
お目にかかれないほどのレアアイテムとなったのはどうしてなんですかね
一番上質な物なら数万円はしてしまうほど庶民には関係ない海産物となって
しまった現状はすでに幻となってしまったのは間違いないでしょう。



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