2017年9月25日月曜日

北の夏空

同じ北海道なのに何故か違う夏の空、この雰囲気を感じる為に
今年も北の旅をしてきました。

さて、一回お休みした道東で失われかけていく物ですが、今回は
オホーツク産のタラバガニです。
20年くらい前にはそれなりに採れていたハズなんですが、タラバガニの
需要が高値で有ることを知ったソビエトが、密漁監視や輸出の量を減らした
為ほとんど市場に出回ることがなくなりました。
もともと日本の近海ではすでに枯渇している状況で、いっこうに数が増えていない
のが現状です。
一年に一度くらいは、あの太い足に詰まった実を豪快に食べてみたいの
ですが、淡い幻と消え去っているようですね。



2017年9月19日火曜日

北風が通る場所

とてつもなく強い風が北の風車群に吹いています。
そういえば電力競争がいっそう加速しているみたいですが、風力や
太陽光発電で今の電力をまかなおうとするととてつもない広さの
土地が必要だそうで、これをやったらやったでいろんな問題が山積み
なってしまうみたいです。
とにかく近い将来になくなるであろう化石燃料の代替え燃料への
切り替えが世界の覇権を握る現実が有る以上、各国とも本腰を入れて
対応しているようですが、日本はまだまだ出遅れているみたいです。

本日は道東で失われていくものをお休みして、ちょっと話題のドラマー
をあげてみたいと思います。

まず一人目は、佐藤奏さんです。
まだ中学生の彼女、いつもクールな表情で演奏していますが、終了後に
ちょっとはにかみ加減にお辞儀をするのがとってもかわいい限りです。
小さい頃がら天才少女と騒がれていた彼女ですが、もうすでに10年以上
の経歴を持っています。
きっと一年365日一度も欠かすことの無い練習のなかで、その才能を
開花していった努力の人なのかもしれませんね
そういえば、楽器店のデモ演奏しているとき小学校低学年くらいの子供が
羨望の眼差しで見つめていたのが印象的でしたが、
こういうことで次の世代を生んでいくかもしれないことが大事なんですね

佐藤奏Drums: Kanade Sato (13YRS OLD) ビナウォークミュージックディライト
14周年SP. BIRD LAND~ゆらゆらゆらら~ルパンⅢ世
https://www.youtube.com/watch?v=QG-w1HCmjh4

さてお次は、奏さんとは正反対のタイプですがNur Amira Syahiraさんです。
天真爛漫の表情がとってもキュートな彼女、スター性は折り紙付きです。
なんと奏さんと同い年なんです。将来は競演なんてしてくれると嬉しいです。
いろんな挑戦をしている彼女、なんと日本の和太鼓とのコラボをしている
映像もありましたので乗せておきます。

Luis Fonsi - Despacito ft. Daddy Yankee Drum Cover by Nur Amira Syahira
https://www.youtube.com/watch?v=-oD7Nqk6W6s

Amira conquers the World ... 3 "JAPAN" - Nur Amira Syahira
https://www.youtube.com/watch?v=foAIZ37A5x4

まだまだ、注目のドラマーがいるみたいなので、ハードタイプの人たちを
上げておきます。

Mind Blowing Girl Drummers That have the Power only the GODS possess!  
https://www.youtube.com/watch?v=yS626ITuJLM

楽器のなかでも一番原始的で奥が深いドラム、演奏できたらきっと
楽しいだろうなあ


2017年9月11日月曜日

白い道(道北丘陵地区)

全国的にも珍しい真っ白な道が、道北の丘陵地帯に続いています。

ちょうと中腹くらいからの景色、雲が海面から離れてかすかに晴れ間が
のぞいて来ました。

さて、道東で失われかけていく物の2回目ですが、本日は尾岱沼の
北海シマエビです。
小さい頃は、ほんとうに季節の味であって、これを食べると初夏が
来たことを実感した気がしていたのですが、時は過ぎいつの間にか
野付湾の島エビも激減の憂き目に合い、地元の住民などは一切食べ
られないほど高価な品に変わってしまいました。
去年まではなんとかして解禁日近くに買いに行っていたのですが、
さすがに今年は諦めました。もう食べることは無いかもしれません。
(ロシア産なら3割以上安くて大きい物が有る現実もあるんですよね)
まあ漁協も漁期の制限やアマモの生育などいろいろ手を打っては
いるものの資源復活の道筋は見えていないのが現状のようです。



2017年9月4日月曜日

何もない場所(道北エサヌカ線)

どこまでも続く一本道、ちょっと前まで道東の代名詞のような気がしていたら
いつの間にか道北のこの道にその座を奪われてしまった。
周りに遮る物がほんとうに何もない景色が20km近く続く、確かに森林が
多い道東ではお目にかかれない光景だ。

今回から数回に分けて道東で失われかけていく物について、いくつか
あげていきたいと思います。
一回目は、羅臼産の海産物でウニ、コンブ、ほっけです。
40年くらい前は一人の漁師が鮭、コンブ、こまい、ウニ、ほっけなど
取り放題だったみたいですが、時は資源をどんどん減らしていき今では
どれが一つの捕獲権利しか得られないほど枯渇してしまいました。
特にウニに関してはめったにお目にかかれないほど消えてしまいました。
おいしさに関しては利尻産をもしのぐと言われたのに養殖もされぬまに
幻となってしまいました。
一時期は大きい物が一杯とれていたのに最近では小さいものばかりの
ほっけ、昔は食用にさえならないとさえ言われていたのに今では超高級品
扱いの待遇です。一体どうしてこうなったかはいろいろいわれていますが、
資源復活の見通しは依然たっていないようです。
この魚もニシンと同じ運命をたどることに決定の状況です。
一部の漁場でなんとか続いているコンブ漁、普通のスーパーなどでは絶対
お目にかかれないほどのレアアイテムとなったのはどうしてなんですかね
一番上質な物なら数万円はしてしまうほど庶民には関係ない海産物となって
しまった現状はすでに幻となってしまったのは間違いないでしょう。